9069 センコー(1990年〜)
確定申告書の提出のついでに、図書館にも。去年9月に予約していた本の順番がやっと回ってきた。山歩きを始めた頃に、小心者の自分はこの手の本や記事をよく読んだ。結果、日帰りなのに30リットルのザックがいつも満載。
実際に遭難した人を取材して、当時の状況、心理状態、遭難の原因を詳しく紹介。共通しているのは、遭難の入り口で漠然とした不安感を感じている方がほとんどで、それでもズルズルと間違った道を行ってしまう。迷ったときの基本の「来た道を戻る。下らないで、尾根を登り返す」ができない。「なんとなく踏み跡があるから大丈夫、とにかく下っていけば、山を降りれる」と都合よく考えて、どうにもならない処まで行ってしまう。典型が、蟻地獄に落ちるように自然と谷筋に足が向いて、やがて滝に捕まって身動きが取れなくなる。
それって、よく似ているなと思うんですよね。
明日は、月足更新の予定。